大麻草が各国で承認の方向へ

産業用大麻と医療用大麻

2018年12月にはアメリカ連邦法において産業用大麻を麻薬指定から除外し
他の農作物と同じ扱いとするという(農業法案)が可決
同月にはドナルド・トランプ米大統領による署名がなされました。
このように大麻が各国で合法となる動きがあるようだが、
その背景とはいかなるものでしょうか?

その前に産業用大麻とは、主に薬効成分の低い品種(THC濃度が0.3%未満)を原料として、
さまざまな産業用途に活用する大麻の事をさしており、実は日本でも栽培許可を受けた
農場が各地に存在します
栃木県鹿沼市の麻農家(日本麻振興会)ではTHCを殆ど含まない大麻種“とちぎしろ”
というブランドまであるようです

大麻草は全ての部位を利用できる、再生可能な植物資源で大麻は農薬や化学肥料を必要せず
害虫に強くまた短期間で収穫ができる上、環境にもやさしい。
大規模単一栽培のように、農薬や化学肥料の使用に伴う水質汚染や
生態系の破壊に繋がる事はなく数種類の作物を同じ土地で育てる事が可能なため、
いいことづくめではないでしょうか
個人的見解ですが、「日本たばこ産業と税金」「農家を有権者と考える政治家」と
関係性を見れば税金を掛けやすいタバコ農家を守るほうが
どこでも栽培出来て管理の難しい大麻を政治家が率先して合法として取り扱うような
法改正を行おうとするにはまだまだ難しいのではないかと感じています

話を戻しますが、アメリカ連邦法でも大麻草「カンナビス」は
THC含有量が0.3%以上の「マリファナ」については認めてられません。

大麻草の利用方法はバイオ燃料、繊維織物、建築材、食品と分野も様々です
経済メディア「BUSINESS INSIDER」によると、
CBD関連の市場規模は現在おおよそ10億ドル(約1100億円)といわれており、
2020年までに220億ドル(約2.4兆円)にまで達する見込みだとしている
大麻に関する法整備は、このような経済成長の見込みが
ケタ違いの大きさを見せるので世界各国と足並みを揃え容認し始めたと思います

THCとCBD

大麻が非合法な理由はTHC=テトラヒドロカンナビノールの成分が含まれるからで
これが幻覚作用を有し依存性などの大麻の有害な作用を起こすとされています。

大麻成分のうち40%をしめているCBD成分は日本では合法になっています。
CBD=カンナジビジオールの成分の事で、食品、医療と注目を集めている成分ですね

効果があると認められているものでは・鎮痛効果・食欲増進・ストレス、不安の軽減
・熟睡効果・炎症軽減・吐き気の軽減などで
世界各国で研究中の病気としては・喘息・てんかん・ガン・抗うつ作用
・関節リウマチ・パーキンソン病・アルツハイマー病・痴呆抑制・精神障害
現在、いろいろな症状が研究対象となっておりCBD成分の期待が世界的に注目されています

CBDとTHCの主要な違いについて1つ頭に入れておくべきことがあります。
本当はCBDとTHCは互いの効果を認め、心身に様々な効果をもたらすとされ
CBDとTHCは互いにバランスを取ることができ、THCにおいて認識されている
負の影響をCBDは緩和します
CBDとTHCとの協力関係は、「エンテリア効果(entourage effect)」または
「アンサンブル効果(ensemble effect)」と呼ばれます。
しかし、これは産業用大麻としてでなく医療大麻としての効能ですね